俺版この CD が凄い 2010
2010 年も終わりに近づいてきてるということでね、暇なので今年の音楽俺的トップ5でもまとめてみる。なんで5なのかというと、5つしか思いつかなかったから。
なお、このランキングは以下のような基準で選んでいます。
- 完全なる俺の独断と偏見
- 2010 年内に俺が買った、または借りたもの
- 発売時期は 2010 年とはほぼ関係ない
第5位 Striborg - Nefaria / A Tragic Journey Towards the Light
オーストラリアの欝系ブラックメタルバンドの 2006 年発表 6th アルバム。後半は 95 年のデモ音源らしい。 Burzum にハマってた頃に depressive black metal*1 を求めてて買った一つ・・だったような気がする。
primitive / depressive なブラックのテンプレートに漏れない、音質劣悪な終始スカスカで邪悪でうすら寒い演奏に、悪魔のような音割れまくりの喚き叫ぶボーカルが乗っかるスタイル。寒々しさと暗さはかなりいい具合だけど、変態度はやや低めかな?いや十分変態なんだろうか、よくわからなくなってきた。
後半のデモ音源の音質は前半に輪をかけて悪いので要注意。前後半通して、よほどブラックメタル*2を聴き慣れてないとまともに聴けないと思われる。
Nefaria / A Tragic Journey Towards the Light
- アーティスト: Striborg
- 出版社/メーカー: Metalhit.com
- 発売日: 2008/10/24
- メディア: MP3 ダウンロード
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第4位 Silencer - Death - Pierce Me
スウェーデンの欝系ブラックメタルバンド、 Silencer の 2002 年作品。
これはやばい。とにかくボーカルがマジキチ。まるで鶏のような絶叫。まともな人間の声ではない*3。 #1 の陰鬱でゆったりとしたイントロから突如響き渡る「ギャーーー」。これは心臓止まりそうになる。この逝かれ具合は Sortsind といい勝負。
ボーカルの逝かれっぷりばかりが耳に残るけど、音の方は案外ノーマルに邪悪な疾走ブラック。音質も悪くないし、むしろ緩急がいい具合についてて聴きやすく、かなりかっこいい感じ。静かな演奏と悲痛な絶叫のハーモニーはもはや哀愁すら感じる。
このボーカルに耳と脳が耐えられるならばマジオススメ。難易度は Striborg よりも高いと思うけど。ただ CD はやや入手困難っぽい。俺は渋谷のディスクユニオンでゲットした。
- アーティスト: Silencer
- 出版社/メーカー: Prophecy Germany
- 発売日: 2002/05/28
- メディア: CD
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第3位 Xasthur - Nocturnal Poisoning
またまたブラックメタル。今度はアメリカの大御所超絶欝ブラックの記念すべき 1st 。 2002 年作品。
これはもうただひたすら暗い。多分俺の知ってるブラックメタルの中で一番暗い。朝これを聴いて出かけたらもうその日はろくなことがないの確定みたいな気分になれる。でもなんか聴いてると落ち着くんだな。不思議だ。
ゆったりとした不安を掻き立てる演奏のかなり後ろの方でなにがしか喚いてる感じ。この閉塞感は素晴らしいというほかない。暗いのまじだいすき!死にたい!みたいな人にはマジオススメ。それ以外の人にはまったくもっておすすめしない。
- アーティスト: Xasthur
- 出版社/メーカー: Season of Mist
- 発売日: 2008/02/05
- メディア: CD
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第2位 スーパーカー - スリーアウトチェンジ
打って変わって邦楽。 1997 年作品。これはもう名盤としか言いようがない。
このバンドは確か中学の頃によく聴いてたラジオ番組でたまたま "Lucky" を聴いたのが初めてだったと思うけど、去年カラオケで "Planet" を歌ってなんか懐かしくなってレンタルしてみたら全部名曲で衝撃を受けた。
せっかくリアルタイムで知ってたのに、俺はなんでこんな素晴らしいものを 10 年以上スルーしてたんだろう。ビジュアル系とか聴いてる場合じゃなかったぞ、ばか。
レンタルしたやつを MD に録ったものの時間が足りなかったので CD を買おうと思ったけど全然見つからない。お茶の水のジャニスでようやく発見して入手。わりと品薄なのかな。
- アーティスト: スーパーカー,石渡淳治
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 1998/04/01
- メディア: CD
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第1位 My Bloody Valentine - Loveless
シューゲイザーのバイブルらしい。 1991 年作品。
そもそもは The Horrors の 2nd がえらく気に入って、これがシューゲイザーっぽいということで、シューゲイザーってなんぞ?と調べてみたらまず突き当たったのがこの作品。
ノイズと浮遊感がたまらん。もうたまらん。同じくシューゲイザーの名盤と言われる Ride の Nowhere も買ったけど、これには及ばない印象。ノイズの海ってこういうのを言うのかなぁ。酒飲みつつこれを大音量で聴きながら眠りに落ちたい。
- アーティスト: My Bloody Valentine
- 出版社/メーカー: Sire / London/Rhino
- 発売日: 1991/11/05
- メディア: CD
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